スプリンターズステークス(2022)

どうも。

本当はこの手の予想の話は某n○tk○ibaの予想ページとかに留めておいても・・・とか思ったりもしたのですが、色々と面倒なこともあり、もう個人で色々自由にやっちゃったほうがいいなと思ったのでブログ開設した次第です。

もう明日になっちゃっているので、スプリンターズステークス(2022/10/2 中山芝1200m)について、色々な方面から個人的な見解をつらつら書いていきたいと思います。
世間的にもぜってぇ来ないやろ~みたいな馬でもつらつら書いちゃうことがあるため、まあその辺りは興味なければ読み飛ばすか、読むにしても少しでもエンタメっぽくなればいいかなと思います。

 

ルール

基本全頭解説ですが無印~★5つまでで注目度を表現。以降に解説記載。

 

多少なりともわかりやすくはしたいのですが、印付ける表現だけだとちょっと表現しきれないなと思うところがあるので、まあそんな感じで一つ。

ではでは早速ですが1枠1番から始めていこうかと思います。

 

1.テイエムスパーダ

1枠を引かない限りはバッサリ切ろうと思っていたのですが、よりにもよって1枠を引いてしまいました。うーんでもやっぱり買えないかな。といった現状でございます。
この馬に関してはレコードで駆け抜けたCBC賞の内容に目が行きがちですが、どちらかと言えばその前の皆生特別の内容のほうが中山1200の舞台としては活きるのかなと思います。
内枠で前目につけて上がり2位の末脚で前を捕まえてそのまま押し切った内容はまさにこの馬がここで馬券になろうとするには必要なこと。
ただ、冷静に考えると前走(北九州記念)のような潰れ方もあれば、葵ステークスでウインマーベルにも完敗している以上、力関係としては胸を借りる立場と言わざるを得ない。
追切は坂路単走。よく言えば順調、悪く言えばG1ではもうワンパンチ足りない印象です。
基本的に厳しいとは思うが、前で相当楽をさせてもらえればあるいは・・・ただ、メイケイエールいるもんなあ・・・。
鞍上は重賞で力が落ちるタイプでかつG1では11度の挑戦で馬券内はなし。
これも向かい風と言えば向かい風。今村聖が引き合いに出されかねないが意地を見せられるか。


2.ジャンダルム★

もう7歳なんですね。
ジャンダルムについては位置取りも予想の範疇に入りますが、内枠に入ったことで前目には意識は向くのでしょうか。
個人的な思いとしては自分のペースを守ることを優先し、出たなりで楽にすっとやや前~中盤くらいで位置を取ってじっくり脚をためることができればこの馬でも活路が見いだせるはず。と考えていて、それを利する率を高める内枠はプラスと考えてよいと思います。
末脚は使えないこともないがそれだけでどうにかできるわけではないので、後ろすぎたらそこはもうあきらめましょう。7,8番手辺りまでならワンチャン。2,3番手とかだとむしろ最後沈みそう。
追切は普通。悪い意味ではないです。ベテラン実績馬らしい感じと言いましょうか。
ムラ駆けなので毎回少額でも押さえていて、そして結局来ずうーんってなること多々な馬券付き合いですが、今回も同じように来たらラッキー程度で買っとくのもありかというレベルです。
鞍上は重賞成績かなり悪いですが、この馬で重賞取っているのであまり気にしないようにします。


3.メイショウミモザ

内枠を引いたこと自体は悪くないのですが、いかんせん1200では遅い時計しか持っていないので、この舞台では非常に買いづらい存在ではあります。
仮に完全に展開が向いて人気以上に着順を上げるレースができたとしても、さらにその前方にナランフレグやタイセイビジョン、あるいはシュネルマイスター辺りが走っていることでしょう。なんだったらエイティーンガールもいるぞと。
人気以上に走る可能性自体はそれなりに高めだとは思います。13番人気11着とかで良ければの話にはなりますが。

4.ダイアトニック★

実質G1馬と言われはや2年。
今年の阪急杯こそ勝っていますが、2年前から狂い始めた歯車が微妙に狂い続けたまま今の今まで来てしまった感じがしています。
寂しいことを言うと最後まで戻らないんじゃないかとすら。。。
ダイアトニックについては19年のスワンステークスがベストバウトだと思っています。強引にでも捻じ伏せる強さを感じました。でもそれももう3年も前なんですね。
そんな状況でも辛うじて星をつけたのは短距離の名門安田隆厩舎の厩舎力を信じてのことです。
全盛期のパフォーマンスに戻したいなんてことはさすがに考えてはいないでしょうが、今の状態でも結果をだましだましでもいいから求めてくるはずです。
G3(阪急杯)は欺けましたがG1でも欺けるのでしょうか。


5.エイティーンガール

メイショウミモザよりはましかもですが、こちらも持ち時計の裏付けがない点で馬券候補からは外しました。
今回の馬場で1分7秒台前半決着読みがギリギリ許容範囲だとしても、エイティーンガールでは走破圏内から外れています。1分8秒台前半が関の山でしょう。
追込みでスプリンターズステークスを制した馬として最近ぱっと思い浮かぶのは圧巻の内容を見せたグランアレグリアですが、あれでも1分8秒3かかっています。
こういう馬が馬券に絡むためには前の馬全員にゴールするまで待ってもらわないといけません。が、今回のメンバー的にそうはならないでしょう。
逆に言えばそこに関してみんな待ってくれそうなレースだと狙うべきで、そうなるとシンプルに時計かかる洋芝か使いまくって荒れた芝でやるレースが該当するし、良績もそこに集中しています。6歳なので狙う機会自体もそろそろなくなりそうではありますが・・・。

6.ナランフレグ★★★★

丸田Jとの人馬一体という言葉が似合う春のスプリント王者です。
メイケイエールの項目でもう少し掘り下げて記載するつもりですが、メイケイエールがいる以上展開は十中八九向きます。なので今回は買いと見るべきです。
春秋スプリント王者誕生もそこまで非現実的な話ではないかと。
結果的に前走の安田記念参戦は残念な着順とはなってしまいましたが、いいガス抜きにはなったと考えています。
こっちはジャンダルムとは違って4角時点で二桁着順でもなんとかできるだけの末脚があるので、あとはもう最終的に前に何頭残っているかという話になります。
おそらく外からでは間に合わないのでリスク覚悟で内に突っ込むことが活路だと見ていますが、そうなったときの逆噴射はご愛嬌ということで。
ちなみに丸田Jは通算で見ても重賞で成績が落ちない、JRAでは比較的珍しいタイプの騎手です。
ナランフレグに限らず、馬の力量を信じているなら鞍上で嫌う必要はないと考えています。

 

7.ウインマーベル★★

「あれ、思ったより強いな」と前走前々走で思わせての今回です。
今回のメンバーだとある意味取捨が難しいNo.1ですね。
もともとが調教駆けしないタイプなので追切でびしびしやってあんまり反応良くなかったのはあまり気にしていません。
それなり~な位置でそれなり~な脚を使ってそれなり~な着につけそうな感じがすごいですが、あえて言えば高速決着の経験がありません。ここが不安要素でしょうか。
もっと言うと、この世代No.1スプリンターは怪我をしてしまったジャングロでウインマーベルは2,3番手と見ていたので、ここで重視はできなかったですね。
余裕があれば一応押さえておくか~くらいに考えています。


8.ファストフォース★

まるで前走がフロックだと言わんばかりの人気のなさですが、二匹目のドジョウは果たしているのでしょうか。
前走により変に人気してしまったら嫌だったのですが、まさかの逆だったら買う価値はまだありますね。仮にも重要ステップレースのセントウル二着馬ですし。三着も今回出てないし。
前走大きかった点はメイケイエールに潰されず共存できたことです。
たとえG1といえども安田記念組以外はサマースプリントでおなじみみたいなメンバーばかりなので、そこが大差ない以上は再現性も多少はあってもよいのではないかと。
高速決着にも対応はできるし、前目につける馬でありながら前傾ラップに対応できる点は今回の展開予想向きではあるので、切るのはもったいないかなと思いました。


9.ナムラクレア★★★★★

今回の本命としたい馬です。
高速決着、位置取り、展開、ひいては斤量面において一番有利な競馬ができるのはこの馬でしょう。
鞍上は今日の秋風ステークスのような我慢ができれば・・・。
勝ち急がなければ戴冠に一番近い存在だと信じます。
本命級だと逆に語ることがないなって気がしましたが、敢えて言うなら勝ち身にやや劣る点と初中山ってところが気になる点でしょうか。
ただまあそれ含めても総合的に考えたらこっちに行き着きました。
絶対に頭で来いとは思っていないので、3着以内に来てくれればOKです。そういう買い方で臨みます。


10.タイセイビジョン★★★★

3歳秋~4歳秋時こそ低迷していましたが、本格化したのかここ3戦は2着ながらも安定感が出てきました。
高速決着も歓迎ですし、今の充実ぶりなら全然勝負になりますね。
追切からもしっかり仕上げてきたなという感じがします。
ただ、意外と3連系では人気しているので、言うほど穴ではないかもしれません。


11.トゥラヴェスーラ

走っても走っても人気になりません。
じゃあ狙ってみてもいいのでは? となるところですが、どう頑張っても時計の裏付けが取れないことから今回は見送ろうかなと思います。もう7歳ですからね。
いきなり1秒縮めて着に絡んできたらそれはもう突然変異だと思うことにします。

12.ヴェントヴォーチェ★★

前走キーンランドカップは鞍上が上手かったですね。
ちょうど人気を落としていたので狙いどころでした。
今回はそのルメールさんが渡仏してしまったので西村Jの元ザヤ収まりという形となります。
元々は西村Jだけでなく陣営の期待もかなり大きかった1頭で、それだけに夏のプチ迷走は思い出したくもない出来事と推察します。
それだけにここに賭ける思いはメンバーの中でもかなり強い部類でしょう。
この馬にとっては春雷Sが切っても切り離せない語り草ですが、あれは果たしてまぐれだったのかを確認する場にもなりそうです。
あの内容を見たらスプリンターズステークス制覇を夢見ても仕方ないと思います。
追加で一点だけ言うとするなら、メイケイエールが力を出せる展開になった場合は絶妙に展開合わないことが予想されるので、メイケイエールと共存するパターンは切ってもいいんじゃないかと思います。


13.メイケイエール★★★

桜花賞で爆発したところを半年ほどかけて立て直したものの、いまだどこで爆発するかわからない爆弾を抱えたまま突き進んでいます。
今度はどこで爆発するのか。不発弾のままエンディングを迎える未来はあるのかな。
力は誰しもが認めるところなので、あとはそれを爆発しないようにできるかが騎手の腕の見せ所。
特筆すべきはナランフレグの項で軽く述べましたが、この馬は端的に言えば「前傾ラップの申し子」です。
メイケイエールが出る1200のレースは本馬が飛んだレース含めすべてが前傾ラップ(しかも強め)となっています。
要は出馬表にメイケイエールがいたら前傾ラップに強い馬で馬券揃えたらかなり確度が高くなるということです。自身が馬券に絡まなくてもよいというのも見過ごせないポイント。
ただし1400以上になると諸々不安があるのかその傾向は綺麗になくなります。
京王杯SCは1400での勝利ですが前後傾タイムがイーブンでした。
騎手がどうにかこうにか無理やり抑えたんだろうなあと思います。インタビューのときの疲労感見てる分にもすごかったもんね。
ただまあ今回は1200なので、上記は余談程度にしておいて。
追切見る限りでも以前よりさらに前進気勢が強まっているように見えたので、そのラップ傾向も今回に限っては引き続き信じてよいと思っています。
だからこそ、前進気勢が強くなっていることに若干の不安を感じたので、馬券的な意味では少し評価を落としています。


14.ラヴィングアンサー

これもセントウル組ですが前回の負け方があまりよくなかったですね。
追い込む脚自体は健在なので、最後何頭か差したけどそこまで、みたいな感じだと思いますね。8歳馬ですし、期待しすぎてもかわいそうかなと。


15.シュネルマイスター★★

有識者の多くが首を傾げるスプリンターズステークス出走ですが、天栄の意向だったりするのだとかしないのだとか。
ここで敢えて狙うのもありだというのであれば、ナムラやメイケイエールの両方、少なくともどちらかは買い目からは外すべきですね。
普通に考えたらセントウルのソングラインよろしく、追走に苦労して最後十分に脚を使えず届かないパターンになりそうですが、果たしてこの馬はグランアレグリアなのか。
ただ、これで全然ダメだったとしても責められるべきは横山武Jはなくて使った側にあると思います。
手塚厩舎って仕上げないときはほんと仕上げないから、その場合は二桁着順も覚悟ですかね。


16.マリアズハート★

中山1200は新潟1000直とシナジーがあるというのが持論です。
理由はそこまで難しくなくて、中山の1200は他の1200と比べてコーナリングが緩く、スタート出てからしばらくは基本すーっと右側に寄っていくような走りをするのですが、実はその動きって新潟1000直で外に寄っていくときの動作と結構似ている、というところにあります。
本場は今年の韋駄天S勝ち馬ですが、1200で一番成績がいいのも中山です。
時計も辛うじてギリギリあるので、何かの間違いで爆穴開けるとしたらこの馬かなと思っています。
奇しくも鞍上は春の高松宮記念でみんなの財布をキルロードした菊沢Jです。
まさかの再現があるのか、別の意味で注目です。
ところでキルロード君は今何をしているの・・・?

 

 

以上、長くなりましたが全頭終わり。
印はざっと以下のような感じです。

◎ナムラクレア
○タイセイビジョン
▲ナランフレグ
☆マリアズハート
△ジャンダルム
△ダイアトニック
△ウインマーベル
△ヴェントヴォーチェ
△メイケイエール
注シュネルマイスター、ファストフォース

買い目例:

3連単1頭軸マルチ
ナムラ-タイセイ、ナラン、マリアズ、ジャン、メイケイ
三連複フォメ ◎○-◎○▲☆-◎○▲☆△
馬連 注→印(ただしナムラ・メイケイは除く) ※馬連は押さえ程度

 

ではでは。